50代ひとりぐらし。築40年団地の「ここがいいよ」「う~ん、ちょっとここは」

「団地ぐらしってどんな感じなんだろう」「内装や設備は整ってるの?」「近所付き合いは?」

団地ぐらしを検討中の方はいろいろ気になると思います。

団地ぐらしを始めて1年2か月が過ぎました。

古団地のためいろいろ気になる点もありますが、実際に住んでみると、予想以上の暮らしやすさでとても満足しています。

50代のおとこひとりぐらしに、団地を選んで正解だったと実感しています。

実際に住んでみてわかった、団地ぐらしのここがいいよ、ちょっとここはどうかな、についてまとめてみました。

私が住んでいる団地の部屋はこんな感じですよ、といったリアルな現状をお伝えします。
ただ団地によって築年数、立地、内装や設備、間取り、家賃、利便性などは異なりますので、一つの参考事例としてお読みください。

目次

私の住んでいる団地は、
・築40年以上(40年前半)
・3DK、南向き
・3階角部屋
・エレベーターなし
・最寄駅まで徒歩15分前後
の物件です。

  • 家賃が安い(共益費と駐車場を合わせても)
  • 駅までかろうじて徒歩圏(自転車通勤してますが)
  • 敷金、礼金、仲介手数料、更新料全てなし、保証人も不要
    初期費用も抑えられるし、更新料がないのは大きい
  • 南向きで日当たりが良い
    日中は室内灯不要
    冬の暖房代の節約
    夏場でも風通しがいいので冷房代を抑えられる
    季節を問わず日中はとにかく明るいので気分がいい
  • 団地の敷地が広く、緑もあり、隣の棟との距離感もよい
    風通しが良い
    カーテンや窓を開けてもある程度プライベートが保てる
    特に晴れた日の窓越しに見る景色の抜け感が開放的でとにかく気持ちいい(周りに高いビルやマンションがない)
  • 自治会はあるようだが強制ではない
  • ゴミ掃除当番制なし(業者委託)
  • ゴミ置場がありいつでも捨てられる(とてもありがたい)
  • 住人同士お互いの干渉がない(今まで一度もありません)
  • インターネット環境も整ってる(ドコモ光、ケーブルテレビ会社など)
  • キッチンが意外と(横幅が)大きく、収納スペースも多め
  • 追い炊き機能付きの風呂、室内洗濯機置場
  • 押し入れスペースが広い(天袋もあり)
  • ベランダが広め

団地、ちょっとここは🙁

内装や設備について気になるところや、室内の不思議なものを挙げていきます。

  • サイズが昭和のまま(当然といえば当然)
    キッチン台の高さが低い(ような気がする、80㎝弱)
    各部屋間の間仕切りドアの高さが低い(180㎝位しかない)
  • テレビ端子が一部屋にしかない(しかも壁の上部に付いている)
  • エアコンはついていない
    エアコンの取り付けに電源変更が必要な部屋がある
  • ガスコンロはない
  • トイレに換気扇や温水洗浄便座がない
    電源コンセントはある
    小さな窓はある(左右に開閉する窓ではなく、下側を外側に押し広げて開ける一枚ガラスの窓)
    洋式だがタンク上部には何故か蓋がされており手洗い場がない(仕方なく隣の洗面台で洗ってます)
  • 風呂場に換気扇や鏡がない(トイレと同じ造りの窓はある)
  • 洗面所はあるが、洗面台と鏡部分とが分かれておりそれぞれ違う壁面に配置されている
  • クローゼットがない
  • エレベーターがない
    これはやはりあった方が便利
  • モニター付きインターフォンではない(受話器型インターフォン)
  • 網戸はついてるが何か変
    ベランダ側のサッシや部屋の窓についている網戸は何故か片方の端がL字型の造りのため、網戸を使用できるサッシや窓は片方だけ(文字だと説明が難しい)
    トイレや風呂場の網戸は、窓の開閉の関係上、窓の室内側に取り付けてある(これも説明が難しい)
  • トイレや風呂場、洗面所には何故か謎の太い配管が堂々と走っている
  • 水道水に若干の鉄分を感じる(ときがある)
  • 気密性は高くない、というかドアや窓は全部閉まっているはずなのに、何故か空気の流れを感じる時がある
  • 表面がペンキ処理の箇所が意外に多い
    玄関ドアや風呂場の一部、木の柱などがペンキ処理なので、年数が経てば剝がれてくる(だろう)
  • コンビニは近くにあるが徒歩圏にスーパーがない

ざっとこんな感じです。
ザ・昭和の団地、ですので今風のマンションの様にはいきません。

こんなことも

  • 火災保険の加入は強制ではない
    民間の賃貸では必須(のはず)
  • 鍵交換のうえ入居するが、団地側(貸主)は交換後の新しい鍵のスペアを保管しない
    民間の賃貸の場合、大家か斡旋業者(管理会社)が合鍵を保管するのが一般的
  • 家賃の引落しにインターネット専業銀行は利用できない
  • 犬や猫のペット飼育禁止(必ずしも守られているかは疑問)
  • 府営住宅や市営住宅のように収入がいくら以上あるなら入居不可、といった制限なし
    収入がいくらまでの人しか入居できない、ということはない
    ただ家賃の4倍以上の月収が必要等の諸条件はある

部屋を決める際に重視したもの

私が部屋を探す際に重視したのは、家賃と南向きかどうか。

設備や利便性、周りの環境などももちろん大切です。
ただ自分が出せる家賃の額で希望をすべて満たしてくれるような物件などあろうはずもなく、仕方なく希望する条件に優先順位をつけて探すしかありませんでした。

とにかく日当たり、とにかく太陽の光が差し込む部屋でくらしたい。
休日の朝は陽ざしが入る明るい部屋で、コーヒーでも飲みながら、ゆっくりと静かに落ち着ける時間を過ごしたい。
これが私にとって最優先順位の希望条件でした(以前住んでた部屋が暗く狭かったので)。

設備や住環境は細かいことを気にしすぎたり、贅沢をいうとキリがありません。
多少古くても、設備が十分でなくても、「団地、ちょっとここは」のようなことがあっても、
今の団地は希望だった日当たりが本当によく、明るくてリラックスできるので、落ち着いて暮せております。
それに部屋から見える景色も、周りに高い建物などがないおかげで、山まで見渡せとても開放的です。
この団地を選んでよかったと本当に思います。

最後に

団地ぐらしを検討しておられる方は、必ず複数の部屋を内見してください。

なぜなら同じ団地内でも棟が違えば全然部屋の感じが変わりますし、同じ棟でも各部屋で設備が微妙に違います。
不思議なくらい一部屋一部屋が本当に違います。

私が内見した5部屋の印象も全部違いました。

例を挙げますと、エレベーターのない団地なので最初は1階の部屋を検討していたのですが、同じ棟でも1階と3階とでは日当たりが想像以上に違ったことに驚きました。

同じ南向きでも、植樹の関係で1階は木漏れ日がさす程度だったのです(また1階は意外と冷える(寒い)とも感じました)。

昼頃に内見予約して見に行ったのですが、もし夕方に内見していればこの日当たりの違いには気が付かなかったと思います。

この時思ったことは、内見に行く時間帯も大切だということです。
(その他にも日中と夜間との騒音の違い等もあるかと思います。)

部屋探しに求める条件は人それぞれあると思います。

部屋探しの際には是非、

1.希望条件をきちんと整理し
2.優先順位を決めて
3.内見の時間帯も考えて 
4.必ず複数の部屋を見比べて
   

自分の望むくらしに合った部屋を見つけてください。

そして落ち着ける部屋で、楽しい人生を送りましょう!

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